事故で死亡した場合の慰謝料はどのように算定されますか。



149887慰謝料とは、事故によって精神的苦痛を受けた場合の金銭賠償のことです。

事故の慰謝料には、①死亡慰謝料、②傷害慰謝料、③後遺障害慰謝料が認められますが、今回は、死亡慰謝料について説明します。



裁判基準による死亡慰謝料の具体的な金額の目安は下表のとおりです。

一家の支柱 2800万円
母親、配偶者 2400万円
その他 2000万円~2200万円

「一家の支柱」とは、被害者世帯が、主として被害者の収入によって生計を維持している場合です。

「その他」とは、独身の男女、子供、幼児等です。

 

この金額は、近親者の自身の慰謝料も合わせた金額となっています。

一家の支柱が亡くなった場合には、遺族が経済的支柱を失ってしまうことや、経済的に独立していない家族を残して他界することの被害者の精神的苦痛が大きいことから、金額が大きくなっています。

もっとも、上記の金額は、あくまで目安であり、個々の事案により金額は増減することがあります。

例えば、事故による死亡慰謝料には、遺族の扶養的要素も含まれていると考え、被扶養者が多数の場合には、さらに増額するよう主張することが考えられます。

また、加害者側の事情によっても増額される場合があります。

例えば、加害者の飲酒運転及び高速道路の逆走など加害行為の態様が悪質である場合や、事故後の救護・報告義務違反、不合理な弁解を繰り返すなどの不誠実な対応をしている場合に慰謝料の増額を認めた裁判例があります。

こういった増額事由は、傷害慰謝料や後遺症慰謝料でも同様のことがいえます。

もっとも、事故後に被害者に対して謝罪や見舞いに行かなかった、あるいは、損害賠償対応を保険会社任せにしていたといった消極的態度に留まる場合には、増額事由として認められづらいでしょう。

慰謝料請求にあたっては、上記のような増額事由をしっかり主張していく必要がありますから、法律の専門家に相談することお勧めします。

慰謝料についてさらに詳しく知りたい方はこちらにどうぞ

 

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「慰謝料」についてよくある相談Q&A


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