交通事故で後遺障害が残った場合、国民年金からはなにか給付がありますか?



国民年金の加入者が交通事故などによる病気や怪我で障害状態になったとき、障害基礎年金の支給要件をみたせば障害基礎年金の給付が受けられます。
※相手方から損害賠償金を受け取った場合には、受給できないことがあります。

交通事故専門の弁護士が解説いたします。

 

障害基礎年金とは

悩む男女のイラスト国民年金に加入している被保険者が、病気や怪我で障害等級表(1級・2級)による障害状態になったとき支給される年金です。

 

支給要件

障害基礎年金の支給要件は以下の通りです(国民年金法30~30条の4条)。

1.国民年金に加入している間に初めて医師の診療を受けた日(初診日)があること
20歳前や、60歳以上65歳未満(年金に加入していない期間)で、日本国内に住んでいる間に初めて医師の診療を受けた日があるときも含みます。

2.一定の障害の状態にあること(1級・2級)3.保険料の納付要件
初診日の前日において、下記のいずれかの要件を満たしていることが必要です。
(1)初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の2/3以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
(2)初診日において65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

 

障害の等級

障害等級は以下の通りです。

チェック項目のイラスト 1級
1.両上肢の機能に著しい障害を有するもの
2.両下肢の機能に著しい障害を有するもの
3.両眼の矯正視力の和が0.04以下のもの
4.その他

 2級
1.上肢の機能に著しい障害を有するもの
2.下肢の機能に著しい障害を有するもの
3.両眼の矯正視力の和が0.05以上0.08以下のもの
4.その他

 

障害認定

初診日から、1年6か月経過 (その間に治癒した場合は治癒時)に障害の状態にあるか、または65歳に達するまでの間に障害の状態となったとき(国民年金法30条)に認定されます。

初診日から、1年6か月以内に、下の1~7に該当する日があるときは、その日が「障害認定日」となります。

1.人工透析を初めて受けた日から起算して3か月を経過した日

2.人工骨頭又は人工関節をそう入置換した日

3.心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器(ICD)又は人工弁を装着した日

4.人工肛門の造設、尿路変更術を施術した日から起算して6か月を経過した日

5.新膀胱を造設した日

6.切断又は離断による肢体の障害は、切断又は離断した日
(障害手当金又は旧法の場合は、創面が治癒した日)

7.喉頭を全摘出した日

8.在宅酸素療法を開始した日

 

年金額(平成28年4月時点)

年金額は以下の通りです(国民年金法33条)。
【1級】78万100円×1.25+子の加算
【2級】78万100円+子の加算

・子の加算とは
「子の加算」とは、以下の加算をいいます(国民年金法33条の2)。
第1子・第2子の場合:各22万4,500円
第3子以降の場合:各7万4,800円

・子とは
「子」とは、18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子、20歳未満で障害等級1級または2級の障害者に限ります(国民年金法33条の2)。

20歳前の傷病による障害基礎年金の所得制限

20歳になる前に傷病を負った人の障害基礎年金は、被害者本人が国民年金保険料を納付していないので、2段階の所得制限が設けられています。

所得額が398万4,000円(2人世帯)を超える場合
年金額の1/2相当額に限り支給停止所得額が500万1,000円を超える場合
全額支給停止

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