無免許の少年が運転する自動車が自宅建物に衝突しました。相手の保険会社から支払いを受けることはできるのでしょうか?



弁護士が解説します。

弁護士鈴木啓太のイラスト少年が運転する自動車に任意自動車保険や自賠責保険が掛けられていれば、少年が無免許運転であったとしても被害者保護の観点から保険金は支払われます。

 

 

被害者が死傷した場合

自転車事故のイラスト自動車損害賠償責任保険(自賠責保険・共済)は、法律によって加入が義務付けられている保険で、運転手以外の他人が死傷した場合に保険金が支払われます。

だから事故起こした自動車に自賠責保険・共済が付けられていれば、怪我をした被害者側は保険金・共済金を請求できることになっています。

被害者救済の観点から事故車両の運転手が重大な過失や法令違反、無免許運転、酒酔い運転、麻薬等の影響下での運転で起こした事故であっても保険金が被害者へ支払われます。

 

 

建物等の損壊に対して

家に車が衝突のイラスト建物の損壊などの物損に対して自賠責保険金・共済金から保険金は支払われません。

建物などの物損の賠償は、任意自動車保険に組み込まれている対物賠償責任保険から保険金が支払われます。

 

 

任意自動車保険の免責事由

保険のイメージ画像任意自動車保険も、自賠責保険・共済と同様、事故車両の運転手が重大な過失や法令違反、無免許運転、酒酔い運転、麻薬等の影響下での運転で起こした事故であっても、被害者救済の観点から、対人賠償責任保険、対物賠償責任保険は支払われます。

ただし、任意自動車保険は、事故車両の運転手が、契約条件に合致していることが必要となります。

例えば、運転手の年齢条件を満たしていなかったり運転者が限定されていたりした場合に、任意自動車保険の対人賠償責任保険、対物賠償責任保険からの保険金の支払いはありません。

 

 

加害者からの賠償金の支払いが期待できないとき

加害者が保険に未加入だったり、損害を賠償する資力がなかったりする場合、加害者から損害賠償金の支払いを受けることを期待できません。

そこで怪我の治療や物の修理など被害者側が加入する保険で対応していきます。

 

怪我に対して

被害者の方ご自身が、無保険車傷害保険や人身傷害保険に加入している場合には、これらの保険を使用し補償を受けることができます。

こうした保険に加入していない場合には、政府保障事業を利用することになります。

政府保証事業について、詳しくはこちらをどうぞ。

 

車両の損害に対して

被害者の保有している自動車が損壊した場合は、被害者が加入している任意自動車保険の車両保険を契約していれば、修理をすることができます。

 

建物の損壊に対して

建物の損壊に対しては火災保険が使用できる可能性があります。火災保険は火事で建物が焼けたときや泥棒に家財道具が盗まれたときにも保険金が支払われます。

また自動車が建物に衝突をした場合「物体の落下、飛来、衝突、倒壊」に該当しますので、損害を補償します。

 

弁護士小原隆寛イラスト交通事故の損害賠償でお困りの際は、弊所の弁護士にご相談ください。

交通事故に精通した弁護士が対応させていただきます。

 

 

「賠償金」についてよくある相談Q&A


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