交通事故が原因で必要になった治療費は、すべて損害として認められますか?



3d726a89b8c25ffd9950bedc47356813_s交通事故が原因で支出せざるを得なくなった費用は、基本的に損害として認められます。

治療費や入院費は、事故にあったことによって支出しなければならなくなる費用の代表例ですから、基本的にその全額が損害として認められます。

もっとも、医学的にみて必要性、合理性のない診療や一般的な診療費・治療費の水準に比べて著しく高額な場合には、過剰診療、高額診療として否定されることがありますので注意が必要です。

よく問題となるのが、入院中の特別室(個室など)の費用です。

特別室の費用については、大部屋でも治療が可能であるのに、あえて特別室を使用している場合には、損害として認められないことが多いです。

ただ、医師の指示があった場合や、特別室を利用した方が治療面でよい効果が期待できる場合、あるいは、特別室を利用しなければ病状が悪化するなどの事情がある場合には、損害として認められる傾向にあります。

次に、鍼灸、マッサージ費用などが損害として認められるのかもよく問題となります。

鍼灸、マッサージ費用についてですが、実際にその効果によって症状が改善されることもありますから、その必要性があって、施術期間が合理的で、費用も相当であるときには認められる傾向にあります。

この必要性や合理性の判断にあたっては、医師の指示があったかどうかが最も重要視されます。

したがって、鍼灸やマッサージを受ける際には、医師に相談した上で利用することをお勧めします。

次に、症状固定後の治療費が認められるかもよく問題となります。

症状固定状態とは、治療しても症状が改善しない状態のことですから、その後の治療にかかる費用は、いわば無駄な費用ということになるので、原則として損害とは認められません。

もっとも、症状固定後においても治療や診療を受けなければ、症状が悪化してしまうといった特別な事情があれば、将来の治療費として損害認定されることもあります。

ただ、この場合も医師の指示があることが重要で、医師の指示がなければ認められにくいです。

このように、治療費といっても場合によっては、損害として認められない場合もあります。治療にあたっては医師と十分に相談した上で、必要かつ合理的な治療を行うことが必要です。

治療費については交通事故にくわしい弁護士へのご相談をおすすめします。

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「積極損害」についてよくある相談Q&A


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