後縦靭帯骨化症とはどんな病気ですか?事故前から罹患していると診断された場合、賠償金額に影響しますか?



後縦靭帯骨化症は、椎体骨の後縁を上下に連結し、背骨の中を走る後縦靭帯という靭帯が骨になることで、感覚障害や運動障害、神経症状などを発症する病気です。

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この病気の発生頻度は、日本では男性で約4%、女性で約2%といわれており、男性に多く発症する傾向にあります。これに対し、アメリカでの発症頻度は0.12%、ドイツでは0.1%程度と報告されており人種によって発生頻度が大きく異なる病気です。

発症の要因としては、
同一家系での発生や兄弟で罹患しているような事例が多数あることから遺伝が発症に関係していると考えられています。

もっとも、遺伝の他にも様々な要因により発症すると考えられており、糖尿病や、肥満傾向、老化現象、骨化部位における局所ストレスなども発症の要因と考えられています。

具体的な症状としては、頸椎の場合、首筋や肩甲骨周辺・指先にしびれがあり、症状が進行すると足のしびれや運動障害、細かい作業が困難になる巧緻運動傷害などが発現します。

 

また、胸椎の場合は、下半身の脱力やしびれが生じることが多く、腰椎の場合にも、下半身の脱力や痛み、しびれ等の症状が発現します。

事故当時、後縦靭帯骨化症に罹患しており、それが原因で損害が拡大したよう場合には、賠償金が減額される可能性があります。

このように被害者の疾患を理由に賠償金額を減額することを素因減額といいます。

減額の程度について、40%の減額を認めた裁判例もありますが、その減額の程度は事案により様々であり画一的に決まっているものではありません。

事故後の診断で、後縦靭帯骨化症と診断されてしまい今後の対応にご不安な方はお気軽にご相談ください。

 

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