積極損害とは何ですか?(通院交通費、学生・生徒の学習費について)



今回は、積極損害の具定例の説明として、通院交通費、学生・生徒の学習費について説明します。

まず、通院交通費についてですが、公共交通機関での通院については、その料金額が損害として認められます。

ここでよく問題となるのが、タクシーの利用についてです。

084064基本的に交通費は損害として認められるのですが、通院にあたって相当な交通手段を利用することが必要です。

タクシー利用の場合事故による症状のために、公共交通機関を利用することが難しいような場合でタクシー利用が相当と認められる場合に損害として認められます。

ただ、事故による症状が原因でなくても、公共交通機関を利用しようとすれば、1時間かけて徒歩で駅まで行かなければならないような場合には、タクシー利用もやむを得ないとして、タクシーによる通院費用を損害として認めた裁判例(大阪地判平7・3・22)もあります。

ただし、公共交通機関を利用したとしても、それほど負担が大きくないような場合にタクシーを利用しているときには、損害として認められない場合がありますので注意が必要です。

次に、学生・生徒の学習費用について説明します。

182274事故による入院や傷害の影響で進級や卒業が延びてしまい、余計に費用が掛かってしまうことがありますが、このような費用も損害として認められる場合があります。

具体的には、入通院のため1年休学した場合に、退院後約1年前後にわたる補習費47万円を損害として認めた裁判例(横浜地判昭57・1・28)や、事故により大学の卒業が半年延びた結果、大学に支払うこととなった学費増額分31万円を損害として認めた裁判例(千葉地判平24・8.28)などがあります。

また、小学校の入学金や制服などの費用をすでに支払っている状況で、不幸にも事故によりお子さんが死亡してしまった場合、その入学金や制服費用などの支出も損害として認められた裁判例もあります(東京地判平6・9.29)

このように、事故によって何らかの出費をした場合や、すでに支払った出費で無駄になった費用などがあれば、それも損害として請求できる可能性があります。

なかなかご自分で判断するのは難しいと思いますので、専門家である弁護士に相談することをお勧めします。

積極損害についてはこちらで詳しく説明していますので是非ご覧下さい。

 

 

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