膝蓋骨骨折とは、どのような怪我ですか。後遺障害に該当しますか?



膝のイメージ画像膝蓋骨骨折(しつがいこつこっせつ)とは、膝関節にある膝のお皿の骨折です。

交通事故などで膝蓋骨を骨折すると膝関節に痛み、腫れ、膝を自分で動かせなくなります。

ギプスによる固定や手術による固定が行われています。

膝関節の怪我ですから、膝の機能障害が残存した場合に後遺障害として認定される可能性があります。

 

1. 膝蓋骨とはどんな骨ですか?

484823膝蓋骨とは膝のお皿のことです。

ちなみに「蓋骨」の「蓋」(がい)という字は「ふた」という意味です。

膝を動かすと膝蓋骨は上下に動きます。

膝蓋骨が上下に動くのは、膝を伸ばす太ももの筋肉が大腿骨に擦られ、腱が切れるのを防ぐ役割をする骨です。

 

2. 膝蓋骨骨折の発生原因を教えてください。

交通事故のイメージイラスト交通事故で自動車が衝突した際、衝撃でダッシュボードに膝を打ちつけた場合、自動車のバンパーなどの車体が膝にぶつかった場合、身体を飛ばされて着地するとき膝を強打した場合などに骨折する可能性があります。

 

3. 膝蓋骨骨折の症状はどんな症状ですか?

足のケガのイメージイラスト骨折した膝に強い痛みを訴えます。

立ち上がったり、自分で膝を曲げたりすることができなくなります。

時間が経つと膝関節に血液が溜まり、膝が腫れてきます。

合併症はほとんどありません。

 

4. どのような方法で膝蓋骨骨折は診断されていますか?

MRIイメージイラスト触診と単純X線撮影による画像で診察されています。

骨折が複雑な場合はCT、骨折が軽い場合はMRIが使われます。

 

5. 膝蓋骨骨折はどのような治療方法ですか?

膝のケガのイメージイラスト関節内の血を抜くことと、骨のズレの程度によって保存療法か、手術をします。

関節内にたまった血液を抜きます。

骨折による骨のズレがない場合や少ない場合は、4~5週間のギプスによる保存療法を行います。

ズレの大きい場合や粉砕骨折の場合は、膝蓋骨を鋼線やワイヤーで固定する手術を行います。

抜釘時期は術後5か月くらいと言われています。

膝関節の拘縮を防ぐため、可動域訓練は術後1週間くらいから開始します。

 

6. 膝蓋骨骨折の後遺障害を教えてください。

膝蓋骨は膝関節の可動域制限を伴う骨折のため、膝関節の可動域に制限が残存する可能性があります。

膝関節の可動域に制限が残存した場合、

・健側(怪我をしていない側の膝関節)と比べ1/2以下制限されるなら、10級11号
・健側(怪我をしていない側の膝関節)と比べ3/4以下制限されるなら、12級7号

に該当する可能性があります。

また、膝蓋骨に痛みが残存したとき、神経系統の障害が残存したとして、12級13号または14級9号に該当する可能性があります。

 

7.最後に

手術のイメージ画像適切な治療が行われれば、膝蓋骨骨折には後遺障害が残存しないという意見をいう方もいます。

しかし、怪我の治療経過は個々人によって変わるものです。

膝蓋骨骨折を受傷されお悩みの方は、交通事故に詳しい弁護士に相談することをお勧めします。

 

 

「後遺障害」についてよくある相談Q&A


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