整骨院の治療に健康保険を使うよう迫られていたBさん(30代会社員)の事例


ご相談者Bさん (佐賀県)
受傷部位
頸椎捻挫、腰椎捻挫



状況

Bさんは、コンビニの駐車場から道路に出ようと車を走行させていたところ、安全確認をせずにバックしてきた車と駐車場内でぶつかり、事故に遭いました。バックしてきた車が当たったのは、Bさんの車の後側でBさんは相手の車に気付くことはありませんでした。
この事故で、Bさんは首から腰にかけてけがをし、事故翌日に病院を受診し、レントゲンをとりました。骨には異常はなく、頸椎捻挫、腰椎捻挫と診断されました(いわゆる、「むちうち」,むちうちについてはこちらへ)。
Bさんは、仕事の関係でなかなか病院の空いている時間に通院することができなかったため、整骨院での治療を開始しました。ところが、相手の保険会社が、「整骨院の治療は、Bさんの健康保険を使って行ってください。」と言ってきたため、困ったBさんは弁護士に相談に来ました。

 

弁護士の関わり

Bさんに対しては、相手方の保険会社の話に応じる必要はない旨を丁寧に説明しました。すなわち、健康保険を利用して治療を受けるかどうかは、相手の保険会社が決めることではないこと、健康保険を利用せずに、相手の自賠責保険から支払を受けることに何ら問題がないことをアドバイスしました。

 

補足

このように、事案によっては、健康保険を使用するように相手の保険会社から迫られることがあります。

この点、被害者の方にも過失が一定程度ある交通事故であれば、治療費が高額になることで、過失相殺により負担部分が大きくなってしまう場合があるので、そうした場合に健康保険を利用する方がよいケースもあります(なお、被害者の方の人身傷害保険を利用して治療する場合は、健康保険での治療となります。)。

しかし、そうでなければ、保険会社から健康保険を利用するよう強制されるいわれはありません。あまり知られていませんが、健康保険を使用する場合、整骨院での治療は一定のルールがあり、限られた施術しか受けられないことがあるのです。こうした観点からも安易に保険会社の要求に応じてはならないのです。

また、Bさんの場合、治療の打ち切りも予想されたため、そのようなことがあればすぐに弁護士に相談するようにもアドバイスしました。

 

 

 

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。

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