解決事例

むち打ちで約1年間、保険会社の打ち切りに合わず治療して併合14級を獲得したNさん(20代、男性)の事例


※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。
なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。

ご相談者Nさん
(福岡県福津市)


受傷部位頸椎捻挫、腰椎捻挫など
等級併合14級
ご依頼後取得した金額
335万円

内訳


損害項目 弁護士によるサポート結果
傷害慰謝料 約107万円
後遺障害慰謝料 110万円
後遺障害逸失利益 約118万円
(喪失期間5年:喪失率5%)
結果 約335万円

 

状況

解説図Nさんは、前方の加害車両が右折して商業施設に入ろうとしていたため後方で停車して待っていました。そうすると、加害車両は、一旦右折を開始したものの、突然、後退し始め、そのままNさんの車両に衝突しました。

この事故によりNさんは頸椎捻挫や腰椎捻挫などの傷害を負ったため、整形外科と整骨院で治療を開始しました。

治療を開始して5カ月を経過しても頸部と腰部の痛みが治らず、いつまで治療を続けることができるのか、保険会社はどのような賠償をしてくれるのか不安になり、当事務所に相談に来られました。

 

弁護士の関わり

解説図Nさんが相談に来られたのは事故から約5カ月を経過した頃でした。

幸いNさんには、今回の事故による骨折や脱臼はなく、頸椎捻挫と腰椎捻挫(いわゆる「むち打ち」)のみでした。こうした場合、長くても事故から半年を経過する頃には、相手方保険会社から治療の打ち切りの連絡がくることが多いです(事故態様によっては1ヶ月で打切りの連絡が来ることもあります)。

今回の事故でも、半年が経過した頃に打ち切りの連絡がある可能性が高かったため、Nさんには、主治医の先生と十分にコミュニケーションをとって、Nさんの症状をしっかりと伝えるようにアドバイスを行いました。

というのも、相手方保険会社が治療費を支払わなければならないのは症状固定(※後述の「補足」で説明します)の時期までであり、この症状固定の時期は医学的な判断になるため、基本的に主治医の見解が尊重されることになるのです。

したがって、主治医に被害者の状態をきちんと把握してもらい適切な症状固定時期の見解をもらうためにも主治医とのコミュニケーションは非常に大切になるのです。

本件でも、やはり半年を経過した頃に相手方保険会社から打ち切りについて連絡が来ました。Nさんは、弁護士との相談後、主治医と治療について相談していました。主治医の見解として、Nさんの場合、事故から半年経過した時点においても症状固定の状態とはいえず、治療を継続する必要性があるとの見解をもらっていました。

したがって、弁護士は、症状固定の概念と主治医の見解を相手方保険会社に説明し、Nさんは、まだ症状固定の段階ではないことを主張し、相手方保険会社に治療の継続を認めさせました。

その後も、保険会社からの打ち切りの連絡はありましたが、Nさんの当時の症状を具体的に説明し、症状固定時期にないことを説明して、治療の継続を認めさせ、最終的に、Nさんは約1年間治療を継続することができました。

症状固定時点においても、Nさんには腰部及び頸部に痛みが残っていたため、後遺障害の申請をすることになりました。

弁護士において、後遺障害の申請に必要な資料の一切を集め後遺障害の申請をしたところ、頸部痛と腰部痛に後遺障害等級14級9号が認められ、併合14級の後遺障害認定を受けることができました。

その後、示談交渉に入り、後遺障害部分に関しては、示談交渉段階ではありましたが、裁判基準(裁判をした場合の賠償水準)での解決をすることができました。

 

補足

症状固定とは、分かりやすく言えば、痛みや体の動かしづらさはあるけれども、現代医学では直すことができない状態のことをいいます。この判断は医学的判断になるため医師の見解が重視されます。医師の中でも被害者の状態を診てきた主治医の意見が最も尊重されることになるのです。

したがって、適切な症状固定の見解をもらうために主治医とコミュニケーションをとることは非常に大切です。定期的に診察を受けて、その当時の身体の状態を正確に主治医に伝えておくことが大切なのです。

こうしたコミュニケーションが取れていないと、保険会社が主治医に医療照会をした場合に、思いもよらない回答を主治医がすることがあります。

保険会社から治療の打切りをいわれた場合の対応について、詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

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