解決事例

外貌醜状により後遺障害9級。約1600万円を増額することができたMさん(10代女性)の事例

ご相談者Mさん
(福岡県大野城市)


受傷部位頭蓋底骨折、右脛骨遠位端骨折、前額部挫創など
等級併合9級
ご依頼後取得した金額
約1645万円

内訳


損害項目 保険会社提示額 弁護士によるサポート結果
傷害慰謝料 50万円 90万円
後遺障害逸失利益 0円 1150万円(喪失率29%、喪失期間49年)
後遺障害慰謝料 0万円 690万円(裁判基準)
過失相殺 20% 15%(△約300万円)
結果 約36万円 約1645万円

※損害費目の内訳の中で雑費や看護料などの一部の費目は省略しています。

 

状況

Mさんは、自宅近くの横断歩道のない道路を横断しようとしたところ、右方から来た自動車に衝突され緊急搬送されました。

解説図

この事故により、Lさんは頭蓋底骨折、右脛骨遠位端骨折、前額部挫創の重傷を負いました。

Mさんは、緊急搬送後、縫合処置などを受けそのまま3週間程度入院しました。退院後は、整形外科でリハビリを2か月程度行い、それ以降は数カ月に1回受診するといったペースで通院されていました。

通院の目途がついたところで、保険会社からの示談案が届いたことから、今後の交渉について、Mさんのご両親が相談に来られました。

 

 

弁護士の関わり

解説図弁護士は、Mさんの両親の話を聞いて、Mさんに外貌醜状及び右足の骨折について遺障害に該当する可能性が高いと判断し、後遺障害の申請についてMさんの両親に説明た上で、後遺障害申請の準備に入りました。

後遺障害診断書には、Mさんの前額部に挫創痕が残存していることを明記してもらい後遺障害の申請をしました。

外貌醜状の後遺障害等級の審査にあたっては、自賠責の調査事務所にて面談の調査が行われます。面談にあたっては、弁護士も同行し、調査員の測定を確認しました。

後遺障害申請の結果としては、外貌醜状に関しては9級16号が認定され、右下腿内側の疼痛について14級9号が認定されました。

こうした等級を前提に、弁護士はMさんの損害額を算定し、保険会社との示談交渉を開始しました。主な争点は、後遺障害逸失利益でした。

当初、保険会社は、Mさんがまだ若いことや、傷自体も薄くなっていることなどを理由に労働能力喪失率を14%までしか認めませんでした。

確かに、外貌醜状においては、労働能力喪失率は制限的に認められることが多いですが、現に、傷跡は残存しており、その部位が前額部で人目に付きやすく、Mさんが女性であることなどから、到底の了承することはできませんでした。

その後、弁護士は保険会社と粘り強く交渉し、結果として、喪失率を29%として合意することができました。

 

補足

Mさんは、相談に来られた当初は、保険会社の約36万円提示で合意しようか迷われていました。

しかし、交通事故を専門とする弁護士であれば、合意すべきでないことは明らかで、後遺障害の申請をして適切な等級を得た上で、示談交渉をすべきであることが明らかな事案でした。実際に、1600万円以上賠償金を増額をすることができました。

Mさんのように、後遺障害等級が認められる可能性があるにもかかわらず、どうすればよいか判断がつかない交通事故被害者の方は大勢いらっしゃると思います。

保険会社の提示が適正なものかは専門の弁護士でないと判断することは困難です。

保険会社との示談交渉でお困りの方は、お気軽に弊所までご相談ください。

 

 

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。

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