弁護士コラム

違法駐車の車両にぶつけたら


車両の駐停車とは

駐車禁止の道路標識画像駐車と停車については道路交通法で定められています。

たとえば、送迎のための人待ち、荷物の積み下ろしは、駐車とされています(道路交通法2条1項18号)。

一方、停車とは、「駐車以外のもの」(道路交通法2条1項19号)です。法文はわかりにくい表現ですが、具体的には人の乗降、5分以内の荷物の積み下ろしは停車とされています。

 

駐停車違反とは

駐車違反のイメージイラスト駐停車違反とは、駐停車禁止場所に車両を止めた場合や駐停車の方法が不適切な場合をいいます。

駐停車の禁止とは

車両の駐停車禁止とは、道路交通法44条1項、45条1項で駐停車禁止に定められている部分に止めることです。

駐停車の方法

駐停車の方法について、47条1項で、できる限り道路の左側端寄って、他の交通の妨害とならないようにする、夜間の駐車方法については、ハザードなどをつける、三角板などで駐停車していることを他車へ知らせなければならない(52条1項)とされています。

 

駐停車中の車両に過失はないのか?

法律を守って駐停車している車両がぶつけられた場合、駐停車車両の過失0は理解できます。でも、交通法規に違反して駐停車中の車両にぶつけてしまった場合も、ぶつけた車が一方的に加害者としていいのでしょうか?そうとは言い難いところがあります。

弁護士鈴木啓太のイラスト過失割合の基準となる別冊判例タイムスNo.38 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準にも、以下の場合に駐停車車両に過失があるとされています。

・駐停車禁止場所に駐停車した
・雨の日や霧の日、夜など街灯のない場所に駐停車した
・夜間、ハザードを付けずに駐停車した
・追い越し車線や道幅の狭い道への駐停車

とすると駐停車中の車両にぶつけてしまった車が一方的に加害者にはなりません。

このように違法な駐停車が事故の原因となった場合、事故の責任を双方に分担するのは公平なことと言えます。

 

高速道路上に駐停車中している車両にぶつけた場合

人身障害チーム画像高速道路本線は、最低速度が設定されているなど車両が高速で走ることを目的した道路です。そのため、高速道路の本線上に、適法に駐停車していたとき後続車がぶつかったとして、も、駐停車車両にも過失が認められます。

交通事故の損害賠償でお困りの際は、弊所の弁護士にご相談ください。交通事故に精通した弁護士が対応させていただきます。

 

 

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