よくある相談Q&A

学校に通う子供が事故でケガをし学校を休みました。損害賠償請求はどこまで認められますか?



大学生・高校生等の場合、

・ケガで通えず無駄になった学費
・留年・進級遅れのために余分にかかった学費
・教材費
・資格取得のための学校、教習所へ支払った学費

などが認められています。
裁判例では、被害者の被害の程度、内容、子供の年齢、家庭の状況などを具体的に検討し、学習、通学の添付の必要性が認められれば、妥当な範囲で認められます。

裁判例を紹介しましょう。

 

進級遅れの学費

学生のイメージイラスト

①事故のための1年留年した大学生の学費97万円、1年分のアパート賃借料55万円(岡山地判H9.5.29)

②事故のための卒業を見送った音大生の授業料、実験実習費、諸会費などの合計120万円
名古屋・京都間の通学費35万円余(名古屋地判H15.5.30)

③入通院のために2年留年した美大生の授業料208万円(東京地判H16.12.21)

④卒業が半年の伸び大学に払った学費増額分31万円(千葉地判H24.8.28)

 

 

受傷によって無駄になった学費・通学費・賃貸料

 

①授業料および教材費49万円、通学定期代3万円余(東京地判H6.9.29)

②事故のために修了できなかった自動車教習所代32万円(東京高判H14.6.18)

③大学生に司法書士資格を得るための専門学校学費47万円(東京高判H14.7.30)

④傷害により欠席した学期の大学授業料183万円(東京地判H22.10.13)

 

 

通学付添費

 

①高校生の1年留年した分の学費約13万円と1年分の通学付添費54万9000円(横浜地判H11.2.24)

②受傷のため母親の自家用車による送迎を認め1日3000円、15日分を認めた(神戸地判H22.7.13)

 

 

通学困難になったため賃借したマンション代

事故のより通学困難になったため大学近くに借りた2年分のマンション賃料、保証金など140万円(神戸地判H7.2.22)

また、小学生の例ですが、受傷、入院、後遺障害のため授業についていけなくなったため補習のための家庭教師への謝礼、教材代272万円が認められた裁判例があります(大阪高判h19.4.26)

 

 

後遺障害の逸失利益

1年留年した上で内定した企業に入社し、同期と同じ扱いを受けているが就職の遅れの損害と労働能力喪失を認め、逸失利益を認められました(大阪地判H14.8.22)裁判例があります。

 

このように、学校を休んだことによって発生した損害が補償される場合があります。
お悩みの方は交通事故に強い当事務所弁護士へご相談ください。

 

 

関連Q&A

 

 

『賠償金』についてよくある相談Q&A一覧