よくある相談Q&A

Uターン時の交通事故での過失割合の算出方法を教えてください。



怒っている男性のイラスト交差点でUターンした車両と衝突し、交通事故を起こしました。
相手は私が追突したと主張していますが、納得できません。
Uターン時の事故の過失について教えてください。

直進車とUターン車との事故は、Uターン車の過失が大きくなります。

Uターン車の過失が大きい理由


道路交通法25条の2第1項によると、車両は歩行者又は他の車両等の正常な交通を妨害するおそれがあるときは、Uターンを禁止されています。

この「正常な交通を妨害するおそれ」というのは、Uターン車の対向車や後続の車が一時停止や徐行、進路を変更しなければ進行できない状態をいいます。
つまり、Uターン車がUターンを完了するまでは、直進車の進行妨害をしてはならないので、Uターン車の過失が大きくなります。

 

直進車の過失

解説する男性のイメージイラスト
Uターン車に一方的に過失があるのでなく、直進車にも過失はあるとされています。
その理由は直進車もUターン車に気付いたわけですから、Uターン車の動静に注意し、事故を未然に防ぐ安全運転義務があります(道路交通法70条)。

だから、直進車にも過失があるのです。

 

Uターン事故のタイプ

交通事故のイメージイラスト
Uターン事故は、Uターン車がUターン中に直進車と衝突する事故とUターン終了直後直進車と衝突する事故があります。

 

過失割合


1.自動車同士の交通事故

 

直進車 Uターン車
Uターン車が
Uターン中の
事故
20 80
Uターン終了
直後の事故
30 70

以下のような事情がある場合には、過失割合が修正されます。

直進車の過失に加算される修正要素
直進車の15㎞/h以上の速度違反、直進車の30㎞/h以上の速度違反、直進車の著しい過失、直進車の重過失など

直進車の過失に減算される修正要素
Uターン車の合図なし、転回危険場所、転回禁止場所、Uターン車の著しい過失、Uターン車の重過失など


2.バイクと自動車との交通事故


(1)直進車がバイク、Uターン車が四輪車の場合

直進車
(バイク)
Uターン車
(自動車)
Uターン車が
Uターン中の
事故
10 90
Uターン終了
直後の事故
20 80

以下のような事情がある場合には、過失割合が修正されます。

直進車の過失に加算される修正要素
直進車の15㎞/h以上の速度違反、直進車の30㎞/h以上の速度違反、直進車の著しい過失・重過失など

直進車の過失に減算される修正要素
Uターン車の合図なし、転回危険場所、転回禁止場所、Uターン車の著しい過失・重過失など

 

 

2)直進車が自動車、Uターン車がバイクの場合

直進車 Uターン車
Uターン車が
Uターン中の
事故
20 80
Uターン終了
直後の事故
30 70

以下のような事情がある場合には、過失割合が修正されます。

直進車の過失に加算される修正要素
直進車の15㎞/h以上の速度違反、直進車の30㎞/h以上の速度違反、直進車の著しい過失、直進車の重過失など

直進車の過失に減算される修正要素
Uターン車の合図なし、転回危険場所、転回禁止場所、Uターン車の著しい過失、Uターン車の重過失など


2.バイクと自動車との交通事故


(1)直進車がバイク、Uターン車が四輪車の場合

直進車
(自動車)
Uターン車
(バイク)
Uターン車が
Uターン中の
事故
30 70
Uターン終了
直後の事故
40 60

以下のような事情がある場合には、過失割合が修正されます。

Uターン車の過失に加算される修正要素
Uターン車の合図なし、転回危険場所、転回禁止場所、Uターン車の著しい過失、Uターン車の重過失など

Uターン車の過失に減算される修正要素
直進車の15㎞/h以上の速度違反、直進車の30㎞/h以上の速度違反、直進車の著しい過失・重過失など

バイク事故のイメージイラスト上記の過失割合は、あくまで目安です。
過失割合は、当該事故のすべての事情を総合して判断されることになるので、上記割合と異なる割合になることもあります。

過失割合の算出については、交通事故専門の弁護士にご相談ください。

弁護士への無料相談はこちらから

 

 

関連Q&A

 

 

『過失割合』についてよくある相談Q&A一覧