よくある相談Q&A

道路外出入車との事故では過失割合はどうなりますか?



コンビニのイラスト道路走行中にコンビニの駐車場から出てきた車にぶつけられました。
過失割合はどうなりますか?

道路を走行中の車両とコンビニエンスストア等の道路外から道路へ入ろうとする車両の事故では、道路外から道路へ入ろうとする車両の過失が大きくなります。

したがって、基本的にはコンビニから出てきた車の方に責任があります。他方で、道路を走行していた車にも一定の過失が取られるケースが多いです。

 

道路外出入車とは

悩む男性のイラスト道路外出入車とは、駐車場やガソリンスタンド、コンビニエンスストアなどの道路外施設への出入り、荷物の搬入のために、道路から道路外へ出たり、道路外から道路に進入したりする車両のことです。

主には、道路外から右折または左折で道路に進入するとき、道路から道路外へ右折するときに、道路を走っている車や対向車と衝突してしまう形で交通事故が起こります。

 

 

道路外出入り車の過失が大きい理由

疑問を抱く女性のイラスト

道路外の駐車場やガソリンスタンド・コンビニエンスストアなどの施設や場所に出入りするための右折や左折は、Uターンや横断と同じく交通の流れに逆らう運転操作となります。

そのため、道路から路外に出入りする場合には、直進車をはじめとする他の交通を妨げないようにするよう配慮すべき注意義務があるため、直進車より過失が大きくなります。

道路交通法25条の2がその根拠条文になります。

 

道路直進車の過失

女性医師のイメージイラスト他方で、道路を直進していた車両に全く落ち度がないかというとそうではありません。

通常、路外の出入りをする車はウインカーをあげて合図をしたり、道路の脇で車の流れが途絶えるまで停止していたりしています。

そのため、道路を直進していた車両から、道路外から出てくる車両や道路外へ出ていく車両に注意することは基本的には可能であると考えられます。

したがって、道路を直進していた車についても、交通事故に対する過失が認められることになるのが原則です。

 

 

基本過失割合

このような道路外を出入りする車両との交通事故についての基本の過失割合は、以下のとおり設定されています。

1.自動車同士の交通事故

(1)直進自動車と道路外から右折または左折で進入する自動車との事故

直進車 路外車
直進車と路外から
右折または左折で
進入する車両との事故
20 80
直進車と
路外から左折で
進入する車両との事故
20 80

以下のような事情がある場合には、過失割合が修正されます。

直進車の過失に加算される修正要素
路外車の頭を出しての待機、路外車の既右左折とみられる場合、直進車の15㎞/h以上の速度違反、直進車の30㎞/h以上の速度違反、直進車の著しい過失、直進車の重過失など

直進車の過失に減算される修正要素
路外車の徐行なし、幹線道路、路外車の合図なし、路外車の著しい過失・重過失

 

(2)直進車と路外から右折で進入する車両との事故 

直進車 右折車
直進車と
路外へ出るために
右折する車両との事故
10 90

以下のような事情がある場合には、過失割合が修正されます。

直進車の過失に加算される修正要素
既右左折、直進車のゼブラゾーン走行、直進車の15㎞/h以上の速度違反、直進車の30㎞/h以上の速度違反、直進車の著しい過失、直進車の重過失など
ゼブラゾーン走行中の事故での過失割合について、詳しくはこちらをごらんください。

直進車の過失に減算される修正要素
右折車の徐行なし、幹線道路、右折車の合図なし、右折車の著しい過失・重過失

 

2.単車(二輪車)と四輪車の交通事故

(1)直進バイクと路外から右左折で進入する自動車との事故

直進車
(バイク)
路外車
(自動車)
基本過失割合 10 90

以下のような事情がある場合には、過失割合が修正されます。

直進車の過失に加算される修正要素
路外車の頭を出しての待機、路外車の既右左折とみられる場合、直進車の15㎞/h以上の速度違反、直進車の30㎞/h以上の速度違反、直進車の著しい過失、直進車の重過失など

直進車の過失に減算される修正要素
路外車の徐行なし、幹線道路、路外車の合図なし、路外車の著しい過失・重過失

 

(2)直進自動車と路外から右左折で進入するバイクとの事故

直進車
(自動車)
路外車
(バイク)
基本過失割合 30 70

以下のような事情がある場合には、過失割合が修正されます。

路外車の過失に加算される修正要素
路外車の徐行なし、幹線道路、路外車の合図なし、路外車の著しい過失・重過失

路外車の過失に減算される修正要素
路外車の頭を出しての待機、路外車の既右左折、直進車の15㎞/h以上の速度違反、直進車の30㎞/h以上の速度違反、直進車の著しい過失・重過失など

 

(3)直進バイクと路外から右折で進入する自動車との事故 

直進車
(バイク)
右折車
(自動車)
基本過失割合 10 90

以下のような事情がある場合には、過失割合が修正されます。

直進車の過失に加算される修正要素
右折車既右左折、直進車の15㎞/h以上の速度違反、直進車の30㎞/h以上の速度違反、直進車の著しい過失、直進車の重過失など

直進車の過失に減算される修正要素
右折車の徐行なし、幹線道路、右折車の合図なし、右折車の著しい過失・重過失

 

 

過失割合について、弁護士に相談するメリット

上記の過失割合は、あくまで目安です。

過失割合は、当該事故のすべての事情を総合して判断されることになるので、上で解説した割合とは異なる割合になることもあります。

自分の交通事故の過失割合について、どの程度が妥当な割合かについて判断するには、交通事故を専門とする弁護士に相談しなければ、交通事故の被害者の方が自ら判断することは困難です。

実際、過失割合が問題となる事案では、警察署で作成される実況見分調書を入手したり、ドライブレコーダーの分析をしたりする必要があります。

実況見分福岡の法律事務所であるデイライト法律事務所では、交通事故を専門とする弁護士が被害者の方に代わって、実況見分調書の取得という面倒な作業を行うとともに、必要があれば、調査員とともに事故現場を確認し、現場検証を行った上で保険会社との示談交渉を弁護士が行います。

事故の過失割合についてお困りの方は、福岡の交通事故専門の弁護士が複数在籍しているデイライト法律事務所の弁護士にご相談ください。

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