よくある相談Q&A

横断歩道上での歩行者と自転車との交通事故の過失割合を教えてください。



横断歩道での交通事故のイラスト弱者保護の観点から、歩行者の過失割合は小さくなります。
しかし、歩行者が信号を無視していた場合、過失割合が大きく変わることがあります。

交通事故専門の弁護士がそれぞれの状況に合わせた算出方法を解説いたします。

 

横断中の歩行者と直進自転車との交通事故

 

横断歩道を渡る子どものイラスト歩行者が道路を横断する場合は、横断歩道によって道路を横断します(道路交通法12条1項)。
また信号機がある場合は、信号の表記に従わなければなりません(道路交通法7条)。

自転車は、横断歩道上に歩行者がある場合は一時停止をし、歩行者の通行を妨げてはなりません(道路交通法38条)。
したがって自動車・バイクとの事故の場合と同様、歩行者は強く保護されています。

 

歩行者 自転車
歩行者青信号
自転車赤信号
0 100
歩行者黄信号
自転車赤信号
15 85
歩行者赤信号
自転車赤信号
25 75
歩行者赤信号
自転車黄信号
40 60
歩行者赤信号
自転車青信号
80 20
歩行者青信号
その後赤信号になり
自転車赤信号で進入
0 100
歩行者赤信号で横断
その後青信号になり
自転車赤信号で進入
15 85
歩行者青信号で横断
その後赤信号になり
自転車青信号で進入
20 80
歩行者黄信号で横断
その後赤信号になり
自転車青信号で進入
35 65

 

歩行者の過失に加算される修正要素
夜間、幹線道路、直前直後横断、佇立、後退

歩行者の過失に減算される修正要素
住宅街・商店街、児童・高齢者、幼児・身体障害者等、集団横断、自転車の著しい過失・重過失、歩車道の区別なし

 

 

横断中の歩行者と右左折自転車との交通事故

 

横断歩道がある場合、自転車は直前で停止できる速度で進行し、歩行者を保護する義務があります(道路交通法38条1項)。

 

歩行者 自転車
歩行者青信号
自転車青信号
0 100
歩行者黄信号
自転車青信号
35 65
歩行者赤信号
自転車青信号
60 40
歩行者黄信号
自転車黄信号
25 75
歩行者赤信号
自転車黄信号
40 60
歩行者赤信号
自転車赤信号
25 75
歩行者青信号
その後赤信号になり
自転車赤信号で進入
0 100
歩行者赤信号で横断
その後青信号になり
自転車赤信号で進入
15 85

 

歩行者の過失に加算される修正要素
夜間、幹線道路、直前直後横断、佇立、後退

歩行者の過失に減算される修正要素
住宅街・商店街、児童・高齢者、幼児・身体障害者等、集団横断、自転車の著しい過失・重過失、歩車道の区別なし

 

信号機の設置されていない横断歩道上での交通事故

 

悩む男性のイラスト歩行者保護の観点から、自転車の過失を重視しています。

 

 自転車の状況 歩行者 自転車
直進 0 100
右左折 0 100

 

歩行者の過失に加算される修正要素
夜間、幹線道路、直前直後横断、佇立、後退

歩行者の過失に減算される修正要素
住宅街・商店街、児童・高齢者、幼児・身体障害者等、集団横断、自転車の著しい過失・重過失、歩車道の区別なし

 

横断歩道内の交通事故

 

歩行者と自転車が横断歩道内または自転車横断帯内を渡っている場合の過失割合です。

 

事故発生場所 歩行者 自転車
横断歩道内 0 100
自転車横断帯内 5 95

 

歩行者の過失に加算される修正要素
急な飛び出し、直前直後横断、佇立、後退

歩行者の過失に減算される修正要素
住宅街・商店街、児童・高齢者、幼児・身体障害者等、自転車の著しい過失・重過失

 

安全に横断歩道を渡るイラスト上記の過失割合は、あくまで目安です。
過失割合は、当該事故のすべての事情を総合して判断されることになるので、上記割合と異なる割合になることもあります。

過失割合の算出については、交通事故専門の弁護士にご相談ください。

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