よくある相談Q&A

交通事故で家族が亡くなりました。健康保険からの保証はどのような内容ですか?



健康保険から埋葬料・埋葬費または家族埋葬料が支給されます。
※相手方からの埋葬料・埋葬費、家族埋葬料と二重取りできるわけではありません。交通事故の積極損害についてお困りのことがございましたら、弁護士へご相談ください。

埋葬料・埋葬費とは

説明する男性のイラスト埋葬料・埋葬費は給付されるのは、業務や通勤中以外の事故で被害者が死亡した場合です。

埋葬料

お墓のイラスト埋葬料は、亡くなった被害者に生計を維持されていて、埋葬を行う人へ支給されます。

生計を維持されていたとは、亡くなった被害者によって生計の全部又は一部を維持されている人で、民法上の親族や遺族でなくても構いません。

また、亡くなった被害者が世帯主であるか、同一世帯であるかも問われません。

埋葬費

お布施のイラスト埋葬費は、埋葬料を受け取る人がいない場合で、埋葬を行った人に実際に埋葬に要した費用が支給されます。

実際に埋葬に要した費用とは、霊柩車代、運搬代、供物代、火葬料、お布施などが対象です。

家族埋葬料

葬儀のイラスト家族埋葬料とは、扶養していた人が亡くなったとき、健康保険の被保険者に支給されます。

 

支給額

お金のイメージイラスト埋葬料、家族埋葬料は、5万円が支給されます。
埋葬費は埋葬料の範囲(5万円)内で支給されます。

例外的取り扱い

 

健康保険の給付制限

解説する男性のイメージイラスト健康保険では、被保険者が故意の犯罪行為または故意に健康保険給付事由を発生させたときには、保険給付されません。

また、国民健康保険でも、故意の犯罪行為または故意に疾病に罹患または受傷したときは療養の給付は行われません。

なお、故意の犯罪行為により生じた事故とは、その行為の遂行中に交通事故が発生したという関係があるだけでなく、その行為が保険事故発生の主たる原因であるという相当因果関係が両者の間にあることが必要とされています(S35.4.27保文発 3030)。

例えば交通事故では、以下の場合に保険給付が制限されます(健康保険法116条)。

飲酒運転のイメージイラスト・飲酒、麻薬等の運転による運転

・無免許運転

・法定速度を大幅に超過した運転等

・刑法及び道路交通法等に違反したことが原因で引き起こされた交通事故

また、故意の犯罪行為により生じた事故の傷病で、健康保険を利用して医療機関で治療を受けていても、その後返還請求を受けることがあります。

 

埋葬料の例外的扱い

車に乗る男性のイラスト刑法及び道路交通法に違反したことが原因で引き起こされた交通事故により死亡した場合であっても、埋葬料については給付を受けられます(S36.7.5保険発63の2)。

なぜなら、死亡は最終的な1回限りのものであり、埋葬料の支給には死亡した者に生活を依存していた人が埋葬を行うとき、埋葬を行う人を救済または弔慰することを目的として支給されるからです。

交通事故関連でお困りのことがございましたら、当事務所の弁護士にご相談ください。
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