よくある相談Q&A

交通事故で故障した自動車を修理している間レンタカーを使用したいのですが、使用料は損害として認められますか?



レンタカー等の代車使用料が損害として認められるためには、代車を使用しなければならない具体的な事情が必要となります。
またレンタカーを使用できる期間、車種(グレード)、金額など制約があります。
専門の弁護士が解説いたします。

代車使用の必要性

交通事故のイメージイラスト交通事故により車両が損壊し使用できなくなったとき、車両の修理期間中や買い替え期間中、レンタカー等の代車を利用することがあります。
レンタカー等の代車使用料が損害として認められるためには、代車を使用しなければならない具体的な事情が必要となります。

営業用車両

悩む男性のイラスト営業(緑)ナンバー車は、レンタカー使用ができません。
代替車がなければ、休車損害が発生します。(休車損害の解説はこちらをご覧ください。

自家用車

解説する男性のイメージイラスト通勤、通学、日常の買い物、外出に日常的に使用していたとき代替車や代替交通機関がない場合、代車使用の必要性は認めた裁判例があります(東京地判H6.10.7)。
早朝の通勤(横浜地判H1.6.27)、幼児や高齢者の送迎に使用していたときは、代車使用の必要性は認められる場合があります。

マイカーとしての休日に使用していたとき、レジャーや趣味で使用していた場合、代車使用の必要性は認められません。

代替車や代替交通機関がないこと

他の代替車を所有しているとき、原則代車使用は認められません(東京地裁25.3.26)。
ただし、交通事故車両(送迎用車両)と代替車(スポーツカー)のように使用目的が異なるときは、代車の使用を認めました(京都H14.8.29)。

電車のイラスト電車等の公共交通機関やタクシーの利用で代替すること可能な場合は、代替車の使用料は損害として認められません。
公共交通機関の利用では移動が不便であるという地域に居住している場合は、代替車使用は認められます。

 

代車の種類(グレード)

裁判のイラスト代車が損害と認められる場合、事故車両が高級外国車であれば、代車は同クラスの使用が認められるのでしょうか。

東京地判H9.2.26は、高級外国車に代車を認めるに足りる特別な事情がない限り、高級国産車の限度で代車料を認めました。

 

代車使用料として認められる金額

お金のイメージイラストレンタカー使用料として認められる金額は、1日あたり1万5,000円から2万5,000円程度が多いようです。

 

代車の使用期間

カレンダーのイラスト代車の使用期間は、客観的に修理に必要な相当期間とされます。
事故車両の損傷の程度にもよりますが、1週間から2週間位が相当な期間といえるでしょう。

外国車の場合、部品を取り寄せるために修理期間が延びたとき、事故車両の相当な修理であるならば、相当期間であると認められた事例があります。
(ロールスロイスについて108日京都地判H14.8.29、ポルシェについて163日大阪高判H26.2.6)

車両の買い替えが認められる場合、車両を取得するに必要な期間は通常1ヵ月程度のため、代車料も1か月は認められます(京都H23.2.1)。

説明する男性のイラスト
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