よくある相談Q&A

むちうちの場合に後遺障害等級に認定されることはありますか?



216021ご質問について、交通事故に特化した弁護士が回答します。

むち打ち損傷は、医師の診断名としては、頸椎捻挫や外傷性頸部症候群等といった呼び方がされていますが、交通事故によって骨折や脱臼などがなく、頸椎捻挫(むち打ち損傷)のみの場合にいても後遺障害等級に認定されることはあります。

具体的にいいますと後遺障害等級の12級13号あるいは14級9号に該当する可能性があります。

12級13号とは「局部に頑固な神経症状を残すもの」
14級9号とは「局部に神経症状を残すもの」

文言としては「頑固な」という文言があるかないかです。

では、実質的にみて認定にあたり12級と14級の分かれ目はどのように判断するのでしょうか。

この点、自賠責保険実務では、12級に該当するには「障害の存在が医学的に証明可能なもの」である必要があり、14級に該当するには「障害の存在が医学的に説明可能なもの」であることが必要と言われています。

12級に要求される医学的な証明とは、他覚的所見が存在することを意味しており、他覚的所見として、画像診断や神経学的所見などが認められる場合です。
14級における医学的に説明可能である場合とは、受傷状況・症状・治療経過・臨床所見などから現在の症状が事故による外傷として説明可能である場合です。

当然のことながら、自覚症状のみで医学的に説明もできない障害については14級も認定されません。

 

IMG_5601ただし、後遺障害として認定されたとしても、労働能力喪失期間について、裁判例は、12級で5年~10年程度、14級で5年以下という一定期間に限定する傾向にあります。

もっとも、労働能力の喪失期間は、被害者の方の具体的症状により変わりますので、特段に労働能力喪失期間を拡大するような個別事情があればしっかりと主張し適切な補償を得るべきです。

 

このように、交通事故によって負った、むち打ち損傷の場合、適切な後遺障害等級の認定を受けるには、十分に資料を集め、的確な主張をすることが不可欠です。

交通事故による、むち打ち損傷でお困りの方は専門の弁護士へのご相談をおすすめします。

当事務所の弁護士は、交通事故に精通しており、むち打ち損傷についても豊富な解決実績を誇っています。まずは当事務所の弁護士にお気軽にご相談ください。

 

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