相談事例

頸椎捻挫で後遺障害非該当の結果について異議申立てを検討していたAさん(60代主婦)の事例

ご相談者Aさん (北九州市小倉北区)
受傷部位
頸椎捻挫



状況

Aさんは、友人の車の助手席に乗っていた時に交通事故に遭いました。渋滞で停車中に後ろから追突され、さらに焦った運転手がブレーキとアクセルを踏み間違えたため、2度追突されるような形になりました。
この事故でAさんは頸椎捻挫、腰椎捻挫や両膝関節挫傷のけがを負い、整形外科を受診していました。Aさんはその後、1年近く治療を続けましたが、しびれが改善せず、後遺障害の申請を相手方の保険会社を通じて行いました(事前認定については、こちらをご覧ください。)。なお、Aさんは過去にも交通事故に遭い、その際に14級の認定を受けていました。
申請の結果が非該当だったため、異議申立てをすべきかどうか判断すべく弁護士に相談しました。

 

弁護士の関わり

弁護士はAさんから事故の状況や治療経過について詳細に聞き取りをし、後遺障害診断書の記載内容と非該当の理由として挙げられているものを検討しました。

すると、Aさんの症状が一貫していないことやAさんの症状を踏まえた検査が行われていないことがわかりました。すなわち、Aさんは症状の一つとして右肩の痛みを訴えていたのですが、これが診断書に記載され、治療が行われているのが事故に遭ってから1か月以上も経過してからでした。非該当の理由でもそれを指摘され、因果関係を否定されていたのです。また、腰や膝についても、必要な検査を行っていないため、神経障害や可動域制限などが後遺障害診断書でも現れていませんでした。そのため、異議申立てが認められる可能性は低いと判断し、Aさんにけがの慰謝料につきアドバイスしました。しかし、このとき、Aさんはすでにけがについて示談を済ませていたので、覆すことが難しい状況でした。

 

補足

Aさんのケースのように、すでに後遺障害の非該当の結果を受けてご相談にいらっしゃる方がおられます。もちろん異議申立てをすべき事案や認められる事案があることは事実ですが、Aさんのようにもう少し早くご相談にお越しいただければ結果が違っていたかもしれないという場合があるのも事実です。

当事務所では、事故直後からご相談に対応している北九州では数少ない事務所ですので、必要な検査や後遺障害診断書の作成のポイントなどアドバイスさせていただいております。交通事故に遭われた方はお早めに弁護士にご相談ください。

また、過去に交通事故に遭って、後遺障害認定を受けている方の場合、今回の事故によって過去に受けた後遺障害の内容がさらに悪化したということが後遺障害の認定に当たって必要となります。このことを「加重」といいますが、自賠責保険の後遺障害認定では比較的厳格に判断されていると言われています。この場合、非該当であっても訴訟を提起すれば、後遺障害相当と認定される可能性もありますので、一度ご相談ください。

 

 

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。

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