相談事例

胸部骨折などで14級を認定されていたCさん(70代無職)の事例

ご相談者Cさん (京都郡苅田町)
受傷部位
胸部骨折

等級
14級



状況

Cさんは、山道をドライブしていた時に、対向車線から走行していたバイクがセンターラインをオーバーしてきたため、正面衝突の交通事故に遭いました。事故の原因は、カーブにさしかかる前にバイクがスピードを出しすぎていたため、カーブを曲がりきれなかったことで、Cさんには何ら過失はありませんでした。
この事故で、Cさんは衝撃でハンドル部分に胸を強く打ち、胸部骨折のけがを負いました。また、頸椎も痛めていました。
事故後は2週間ほど入院して、8か月ほど治療を続けましたが、胸の痛みや首の痛みが取れないため、後遺障害診断書を作成の上等級認定を行い、14級9号という結果を受けました。
Cさんは、この結果が妥当なものであるか、12級に該当する可能性はないかを確認するために弁護士に相談に来られました。

 

弁護士の関わり

Cさんから事故の内容や症状の経過を聞き取り、後遺障害診断書と認定結果を照らし合わせて妥当性を検討しました。
Cさんの胸部骨折については、治療後の骨癒合(折れた骨がくっつくこと)も良好で、変形障害を残すものではありませんでした。また、骨が胸部の下にある肺などの臓器にも影響を与えていませんでした。
痛みについてもしびれなどの神経症状が見られず、診断書や後遺障害診断書にも記載がなかったため、12級に該当する可能性は低かったため、Cさんにその旨をご説明しました。
そして、Cさんはすでに退職して10年以上経過していたため、後遺障害逸失利益が認められず、弁護士費用特約もなかったため、適正な慰謝料額についてアドバイスをしました。

 

補足

Cさんのように胸骨を骨折した場合、複雑骨折などの重度なもので、骨癒合がうまくいかず、変形障害を来すことがあります。
仮に、変形障害が認められれば、12級5号の後遺障害「鎖骨、胸骨、肋骨、肩甲骨、骨盤骨に著しい変形を残すもの」となります。
この後遺障害については、こちらをご覧ください。

 

 

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。

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